地方自治体で広がるデータ活用・データ分析の取り組み ［2016年11月26日（土）オープンガバメント推進協議会公開シンポジウム］

「オープンガバメント推進協議会」の公開シンポジウムが2016年11月26日（土）に横須賀市にて開催されます。このシンポジウムでは、自治体職員によるRESAS（地域経済分析システム）を活用した地域分析・政策提案のプレゼンテーションなどが実施されます。・・・と書いて、分かる人は少ないかと思います。まず「オープンガバメント推進協議会」から、説明していきましょう。

「オープンガバメント推進協議会」は、武雄市、千葉市、奈良市、福岡市、三重県、室蘭市、大津市、弘前市、横須賀市、郡山市、日南市、浜松市の12県市が一般会員で構成される地方自治体の集まりです。「オープンガバメント推進協議会」では、ビッグデータ・オープンデータ・マイナンバー制度の利活用を促進し、行政の効率性・透明性を高めることで、行政サービス向上や地域経済活性化を目指しています。2013年4月に武雄市、千葉市、奈良市、福岡市の4市から「ビッグデータ・オープンデータ活用推進協議会」として始まり、8県市の追加加入や「オープンガバメント推進協議会」への改称を経て、現在に至っています。「オープンガバメント推進協議会」をひと言で言えば、データ活用を頑張って地域を活性化させよう！という地方自治体の集まりです。

［オープンガバメント推進協議会：https://www.facebook.com/ogkyogikai/］

その「オープンガバメント推進協議会」の公開シンポジウムが、11月26日（土）に神奈川県横須賀市にて開かれます。このシンポジウムでは、有識者による講演や参加首長によるパネルディスカッションに加えて、自治体職員によるRESASを活用した地域分析・政策提案のプレゼンテーションがあります。RESASは、ビッグデータマガジンの記事でも採り上げたことがありますが、内閣官房（まち・ひと・しごと創生本部事務局）が提供する官民ビッグデータを集約し、可視化するシステムです。

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［地域経済分析システム（RESAS：リーサス）：https://resas.go.jp/］

また、株式会社チェンジは「一般社団法人オープンガバメント・コンソーシアム（以下、OGC）」の一員として、6月～8月に「オープンガバメント推進協議会」を構成する12県市を訪問して5時間のRESAS研修・RESAS活用ワークショップを実施しました。OGCをひと言で言うと、政府機関や自治体等に対してICTの利活用を提案・提言していく企業の集まりです。今回はこのOGCが、地方自治体の集まりでもある「オープンガバメント推進協議会」を支援する形で、自治体職員の方にRESASの活用方法の習得を進めてきました。

［オープンガバメント・コンソーシアム：https://ogc.or.jp/］

11月26日の公開シンポジウムでは、自治体職員によるRESASに基づく分析・政策のプレゼンテーションが披露されます。当日は、12自治体のRESASに基づく政策分析のポスターが公開されますが、プレゼンテーションを行うのは事前審査で選出された3自治体です。参加首長の投票によってRESAS活用研修最優秀提案が決定されます。

地方自治体によるデータ活用･データ分析の先進的な取り組みに関心がある方、RESASを用いた分析･プレゼンテーションを見たい方は、是非11月26日に横須賀市で開かれる「オープンガバメント推進協議会公開シンポジウム」に参加してみてください。

（齋藤経史）