2017/07/06

ビッグデータマガジン土本です。
今回は、未病関連サービス第三弾。自分で採血する血液検査ということで、Webを通じて身体の状態を管理できるセルフ健康チェックサービスKDDI株式会社「スマホ de ドック」を特集します。
スマホ de ドックは、ほんのわずかな血液を自分で採取することで、自宅で一般的な健康診断と同等の検査を受けられるサービスです。
【スマホ de ドック】
https://www.smartkensa.com?medid=bdm01
■さっそく採血
スマホ de ドックのWebサイトから申し込みを行うと採血用キットが送られてきました。
キット内の確認番号を検査カードに記入し、さっそく採血。

(手のひらサイズの採血キットです)
採血は、ランセットと呼ばれる小さな器具で指先に傷をつけて採取します。
なお、検査は食事や飲食後少なくとも6時間以上空けた空腹時に行います。

(ランセットと呼ばれる器具を指に押し付け小さな傷を作ります)
ランセットで付けた小さな傷口から血液を絞り出すようにマッサージをし、出てきた血液を吸引器で吸引することを何度か繰り返し、吸引器に付けられている綿の部分が血液でまんべんなく赤くなったら採血終了。

(傷口から出た血液を吸引器で採取して採血終了)
大きな痛みもなく、簡単に採血を行うことができました!
そして、採血後は説明書に従って24時間以内に郵送します。
なお、スマホdeドックで用いている検査セットは、組合せ医療機器として厚生労働省に承認されたもの(デメカル血液検査セットFF)で、CDC(米国疾病管理センター)の脂質標準試験にも合格するなど、世界標準の検査精度を誇っています。
■スマホde ドックでわかること
スマホ de ドックでは以下の項目が検査できます。
そして、約一週間後、検査結果が出た旨がメールで送られてきました。結果は専用Webページにログインして結果をチェックします。
私の今回の結果は…
「高度異常値が確認されました。」との表示!!!
意味としては、異常値が発見された項目は注意が必要で、改善アドバイスを参考に健康的な生活習慣を心がけましょうとのこと。そして、今回私が指摘された腎機能については、従来型の健康診断でも指摘を受けて病院で再検査を受けたことのあるものでした。病院での再検査を受け、問題はなかったのですが、今回のスマホdeドックの検査を受けたことで、塩分を控えた食生活を心がける一方、痩せ傾向を指摘された肥満度も含め、改めて自分の生活習慣を見直すきっかけとなりました。
その生活習慣の見直しの際にも参考になるのが、スマホ de ドックサイト内の「改善アドバイス」。検査結果の項目ごとの数値はもちろん、その数値をどう解釈すればよいのか、改善のためになにを行えばよいかの説明もあり、生活習慣の改善に一役かってくれます。
このように、自宅で採血して行うスマホ deドックの検査は、精度の高い検査が簡単に行えるという点はもちろん、病気のリスクの早期発見だけではなく健康管理への意識向上という面でも役に立つものだと感じました。
■自分の健康状態をデータとして可視化する意味
以前、ビッグデータマガジンで新しいヘルスケアサービスとしてDeNAの遺伝子検査「MY CODE(https://mycode.jp/)」を特集しましたが、遺伝子検査結果が先天的な情報なのに対して、血液検査は日ごろの生活で変動します。食生活の改善や運動習慣の見直し等を継続的に行いながら定期的に血液検査を受けて自身の健康状態をモニタリングするためには、自宅で血液検査を行い、その結果がスマホでもチェックできる本サービスは、まさに未病対策そのものだと感じました。

(スマホサンプル画像:結果の推移
継続的に検査を行うとグラフで推移が
閲覧できるようになります)
クリックにて拡大表示されます
また、自分自身の健康管理だけではなく、働き盛りで忙しいお父さんやお母さん、健康診断へなかなか行けない専業主婦、必要性を感じにくく病院の検査から足が遠のく若い方、退職後健康が気になりだしたシニアの方など、自宅で採血検査を行える本サービスを家族としてお互いに声を掛け合って定期的に利用できたら理想的ですね。
なお、スマホ de ドックは、期間限定で神奈川県民の方は、通常価格から40%オフの2,980円(税抜)の特別価格で本サービスを利用できます。
※神奈川県の未病市場創出促進事業の対象商品としての特別価格
https://www.smartkensa.com/gp/entry/26?medid=bdm02
※特別価格での申込み受付期間はサービスHPでご確認ください。
【神奈川県 未病市場創出促進事業のホームページ】
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/0121/me-byo/
神奈川県の未病市場創出促進事業では、他にも「Apple Watch Sportを用いた健康状態の見える化サービス」(https://me-byo.change-jp.com/)、遺伝子検査「MY CODE」(https://mycode.jp/landing/kanagawacampaign_a01.html)、湘南ロボケアセンター株式会社のロボットスーツHAL®データ保管計画(http://www.robocare.jp/shonan/me-byo/)、など、期間限定で様々な商品・サービスが神奈川県の助成で購入できます。
高齢化が進む日本においては健康寿命を延ばすためにも、新しいテクノロジーや技術、取得されたデータを駆使した未病対策関連サービスが発展していくことに期待が寄せられています。
(土本寛子)
※本記事の内容は2016年2月時点の情報です。
最新情報はWebサイトよりご確認ください。
【スマホ de ドック】
https://www.smartkensa.com?medid=bdm01