いますぐわかる。ビジネスで使える。ビッグデータ活用バイブル

こんにちは、ビッグデータマガジンの高橋です。

2013年7月18日（木）。

今日からビッグデータマガジンの連載が始まります。

ビッグデータマガジンは、「いますぐわかる。ビジネスで使える。ビッグデータ活用バイブル」を目指し、読者のみなさんに、旬なキーワードである『ビッグデータ』に関する事例、技術、手法、インタビュー、最新動向など様々な観点からお伝えし、みなさんが、ビッグデータという「材料を上手に料理」できるようになるきっかけになることを目的にしたオンラインマガジンです。

巷にあふれるバズワード「ビッグデータ」

最近、「ビッグデータ」というキーワードを聞く機会がふえてきていませんか？

ビッグデータに関する様々な書籍が登場し、「データサイエンティスト」や「アルゴリズミスト」なるいままで聞いたこともない職種が登場し、しかも今後そのような人材が求められ、不足していくといわれています。

先日、とあるシステム会社の営業の方に「ビッグデータの分析をしたいので話を聞きたい」と伝えたところ、1時間かけて丁寧に自社クラウドについて教えてくださいました。

「大量のデータに対応して、システムを止めることなく、自在にスケールできます。」

といった具合に…

また、とある企業の情報システムマネージャーに話を聞くと、「あぁ、『ビッグデータ』だよね…最近、経営層からビッグデータってキーワードが降ってきたよ。どうやって対応するかな…うちはまだ、『スモールデータ（？）』しか扱っていないし…」と。

他にも、ビッグデータについて聞いてみた結果は、「ツイッターとかのソーシャルなデータでしょ」とか、「BI（ビジネスインテリジェンス）の延長でしょ」とか、「データマイニングだよね」とか、「オープンデータを使った分析でしょ」とか。

いったい「ビッグデータ」とは何なのでしょうか？

ビッグデータとは「厳密な定義はありません！！」

「ビッグデータ」について、いくつかの雑誌や書籍を見てみると、このように書かれています。『厳密な定義はありません』と。

そうなんです。

「ビッグデータ」について厳密な定義は今のところ存在していないのです。そこで、ある人が、「これはビッグデータだ！」と言ってみたり、あるメディアが「ビッグデータブーム到来！」とはやし立てたりしています。

いわゆる、「バズっている」状態というやつです。

こういう状態では、「BIの延長でしょ」とか、「データマイニングだよね」とか、「ソーシャルデータでしょ」と、いろんな意見が飛び交います。

また、「一過性のブームだよ」とか、「うちはスモールデータ（？）しか扱っていないから関係ない」というような意見も飛び交っています。

何が正しいか、今後どうなっていくのか、きっと現在ビッグデータソリューションをもっている人でも、わからないかもしれません。でも、今までの何かと一緒にして終わりにするのではなく、その可能性を考えられると面白いのではないかと思います。

ビッグデータマガジンは、ビッグデータのいろんな可能性を提示していきます！

わたしたち「ビッグデータマガジン」は、そんな「ビッグデータ」に厳密な定義を設けたり、「これはビッグデータかどうか？」という難しい議論をしたいのではありません。

ただ、「ビッグデータ」というキーワードがもつ可能性を一つでも多く提示し、みなさんに理解するきっかけとしていただき、活用いただきたいと考えています。

いわば、「ビッグデータマガジン」は、まだ生まれたばかりの卵のような「ビッグデータ」というキーワードを、みなさんにわかりやすく、簡単に「調理」してもらえるような『ビッグデータレシピ』サイトだと思ってください。

これから、このサイトでは、人・技術・手法・事例などの様々な側面から「ビッグデータ」について触れていきます。読者のみなさんに、ビッグデータの可能性の片鱗を感じていただき、自らの環境に適用し、新たな成功事例を生み出すきっかけにしていただきたいと考えています。

そして、一緒に、新たなIT技術の恩恵を感じながら、ビジネスの進化の潮流の最前線を突き進めればと思っています。

さあ、ビッグデータの可能性を信じる「調理人」を目指して、一緒に進んでいきましょう。